2021.02.28 23:00Fascia Step 8 本日は、運動の方向について専門用語を用いて例に出して紹介していきます(^^)その前に、肩関節や股関節、肘関節や膝関節などのように似た構造が人にはあり対となる動作があります。動かしながら確認してみてくださいね(^^)・屈曲(flexion:flex)と伸展(extension:ext)例)膝を曲げることを屈曲、伸ばすことを伸展と言います。・外転(abduction:abd)と内転(adduction:add)例)肩を横に開いていくことを外転、逆に開いたところから閉じていくことを内転と言います。・外旋(external rotation:ER)と内旋(internal rotation:IR)例)太ももを外に捻ることを外旋、内に捻ることを内旋と言います。...
2021.01.31 23:00Fascia Step 7 本日は、身体の運動面について紹介していきます。矢状面(しじょうめん):身体を左右に分断する面をいいます。動きの例では、肘関節や膝関節を曲げ伸ばしする時にみられます。前額面(ぜんがくめん):身体を前後に分断する面をいいます。動きの例では、肩関節や股関節を横に開いたり閉じたりする時にみられます。水平面(すいへいめん):身体を上下に分断する面をいいます。動きの例では、首を回したり、体を回したりする時にみられます。この3つの面から運動の観察や分析を行なっていきます(^^)
2020.09.04 04:56Fascia Step 6 少し涼しくなってきましたね。しかし、まだまだ熱中症には気をつけて下さいね。暑い日が続いていたので姿勢の乱れも出てきやすいこの頃です。そこで、今回は「脊椎」について載せていきます(^^)人には、頭から頚椎(Cervical spine)7個、胸椎(Thoracic)12個、腰椎(Lumbar)5個がありその下に、仙骨、尾骨があります。 頚椎は、前弯、胸椎は、後弯、腰椎は、前弯とした「生理的彎曲」があります。S字カーブを描いています。以前にも書きましたが、長時間の同じ姿勢をとることなどで各部分にストレスがかかり続けることで生理的彎曲部の変化(前弯部の増減など)が、出てきます。筋膜においても乱れ、よじれや癒着を生じることになりますので日頃の姿勢...
2020.07.19 06:40Fascia Step 5 本日は、筋膜の勉強していると度々出てくる"テンセグリティ"という言葉を紹介していきます(^ ^) テンセグリティ(tensegrity)は、造語でありバックミンスター・フラー氏が、ケネス・スネルソン氏の彫刻に対し、Tension(張力)とIntegrity(統合)のこの2つの言葉から発案されました。建築業界の言葉としてあり圧縮材と張力材の相互作用により、バランスを保つことができて崩れないです。不思議な構造ではありますが、世界中のあらゆるところに存在すると考えられています。それは、自然界や人体にまで及びます。人では、「体幹」もテンセグリティによるバランスだと捉えることがあります。 *ストローと輪ゴムで作ってみました(^ ^...
2020.07.13 22:39Fascia Step 4 本日は、自宅で行えるセルフケアの紹介(首〜肩編)をさせていただきます。 用意していただくのは、テニスボール1つ(または、適度な硬さのあるボールなど)ぐらいです。無くても行えます。首〜肩編は、座位でも立位でも出来るのでふと思い出した時に、やってみて下さいね。それでは、はじめます(^ ^) 頭を右にゆっくり傾け(左の首が)、張ってきたなと感じたら右の手または、ボールを左首の横を上からゆっくりと押し伸ばしていきます。徐々に下に行き左肩付近まで行います。1つの箇所を押さえるのに10秒程度痛みの無い範囲で行って下さいね(^ ^) 次は、頭を真っ直ぐに戻して左首の裏側からゆっくり押し伸ばして左上腕に向かって行い...
2020.07.02 20:58Fascia Step 3 本日は、筋硬結という言葉についてです。いきなりなんだ⁈ですが、筋…筋肉、硬結…硬いと分けていくとイメージがつきやすいと思います(^ ^)。 皆様の聞き馴染みがあるのは「こり」かなと思います。少し説明をします。筋肉を動かすには、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが滑りこむことが必要です。しかし、その滑るところに癒着を起こすことによって循環障害が生じて酸素欠乏や栄養低下などにより制限されます。さらに癒着が持続して筋硬結が形成されます。そして局所的な循環不全により硬いしこりが生じることや発痛物質が蓄積することで圧痛点が生じ、トリガーポイントに繋がります。これらは、筋膜性疼痛症候群(myofascial pain syndrome...
2020.06.22 13:45 Fascia Step 2 少し外に出る機会が増えたりや座りっぱなしで足が張ってきていませんか?そこで本日は、自宅で出来るセルフケアについて紹介したいと思います。臀部(おしり)〜腓腹部(ふくらはぎ)、足底部についてです。 まず、用意して頂くのは、テニスボール(圧をかけられるボールならなんでも)2つとラップです。体にフィットする間隔にボールを置きラップを巻いていきます(^ ^)*下図参照こんな感じですが…(すみません、ちなみに私は不器用です笑)
2020.06.15 10:35Fascia Step 1 本日は、筋膜の特徴の1つについてです。弾力性がある中、使い過ぎても使わなくても硬くなりやすい性質を持っています。 現代のようにパソコンやスマートフォンで長時間座ったり、画面を見続けることで同じところに負荷がかかります。そうなると、顔を突き出すような形になり猫背のような姿勢となりやすく肩や首の後ろに負担がかかってきます。それが続くことで血流が悪くなったり、肩こりになったり、痛みが出たりしてそれを避けるために庇う(代償)姿勢をとることにより悪循環なサイクルが出来上がってしまいます。すると、筋膜の伸縮性が低下して膜の癒着が生じてきます。また、手術後や病気でしばらく動けない状態となることも癒着が生じやすくなります。長時間座っている場合は、...